脱炭素チャレンジカップとは
2025220日(木) 開催予定

脱炭素チャレンジカップ2024・ファイナリスト

ファイナリストは、ご応募いただいた活動の中から書類審査とプレゼンテーション審査にて選ばれた、受賞候補団体です。

学生部門(6団体)

青パパイヤグローカルプロジェクト!地域課題解決に向けた取組

発表順 1

愛媛県立西条農業高等学校食農科学科 チームパパイヤ(愛媛県)

取組の紹介
私たちは、地域農業における鳥獣被害軽減や耕作放棄地の有効活用などに着目し、青パパイヤ研究に取り組んでいます。地域課題解決に向けての栽培技術の確立を目指しています。また、農業生産と太陽光発電を両立する取組である農地転用ソーラーシェアリング事業を行っています。これによりカーボンニュートラルを実践し、持続可能な環境保全型農業を実現している。

竹資源を活用した持続可能な地域社会づくりを目指して

発表順 2

熊本県立菊池農業高等学校 SDGsプロジェクト班(熊本県)

取組の紹介
学校で栽培する農作物への小動物の被害がきっかけで、放置竹林が鳥獣被害の原因になることや豪雨災害の被害拡大の要因になるなどの竹林問題を知りました。4年前から地元NPO法人との放置竹林の整備や伐採した竹で竹灯籠や三角灯籠づくりワークショップ、竹チップ発酵肥料づくりを行っています。昨年からは竹チップを段ボール生ゴミコンポストの資材として活用したり、バイオ竹炭づくりを始め、地域にも情報発信を行っています。

お米から肉!~脱脂米糠からの代替肉の製造~

発表順 3

山形大学農学部 バイオマス資源学研究室(山形県)

取組の紹介
日本を含むアジアを中心に主食として栽培されている水稲から副生される脱脂米糠は、タンパク質、ミネラル等の栄養成分を豊富に含んでいるのにも関わらず、その利活用方法が限定している現状にあります。そこで、本研究室で確立した脱脂米糠から高タンパク含有画分を抽出する技術を用いて回収された、低アレルゲンかつ高栄養価である本タンパク質から畜肉に似た代替肉の開発に取り組みました。

学園経営における脱炭素化とESDの実践

発表順 4

自由の森学園中学校・高等学校(埼玉県)

取組の紹介
学園経営分野では、再生可能エネルギーによる電力への切り替え(2014年)、さらにRE100(2019年)を達成した。熱供給分野では化石燃料からペレットボイラー(2009年)、薪ボイラー(2021年)を導入して地域の森林資源活用に転換した。教育実践においてもESDを重視し、中学では「森の時間」、高校ではESD講座を設けて持続可能社会を志向する教育を進め、ユネスコスクールに加入する。(2017年)

エシカスフードでSAKE文化をリノベーション!

発表順 5

長野県佐久平総合技術高等学校(長野県)

取組の紹介
本校が位置する長野県佐久市は、市内だけで11蔵元を有するほど日本酒造りが盛んで、佐久地域の食文化を支えている。一方で、日本酒造りの“残りかす”である酒粕は、近年需要が低迷し、産業廃棄物として処分される量が増えてきている。私たちは地域企業と連携して酒粕の需要拡大やSDGsの推進・啓発に係る環境活動に取り組んでいる。昨年度からは新たに、小中学生を対象に学校給食を通した食育活動にも取り組み始めた。

サボニウス型風車の開発~エネルギー地産地消への挑戦~

発表順 6

東京工業高等専門学校 流体工学研究室(東京都)

取組の紹介
東京工業高等専門学校流体工学研究室では、脱炭素社会を実現すべく、サボニウス型風車の研究、開発を行っている。サボニウス型風車は都市部での利用に優れるため、サスティナブルなまちづくりを推進することができる。本科5年生が取り組む卒業研究では、実用化に向けた風車の改良が行われ、本科4年生が取り組む社会実装プロジェクトでは、地元企業との連携による風車設置プロジェクトが進められている。

ジュニア・キッズ部門(7団体)

「物の命を最大限延ばすために、わたしたちにできること!」

発表順 7

国本小学校(東京都)

取組の紹介
①気候変動の現状を理解する。
②企業の気候変動対策に対する取組を学ぶ。
③自分達にできるプロジェクトを立案し、実行する。
・服のチカラ/本のチカラプロジェクト
物の命を最大限延ばすために、不要になった子ども服や本学園の制服、古本を回収。子ども服は企業や国際機関の協力を得て難民として苦しむ子ども達に送り、制服と古本は販売し、その収益を寄付。売れ残った古本は、3つの追加プロジェクトを立案。

食品ロス削減と脱炭素社会実現のためのミミズコンポスト

発表順 8

杉並区立西田小学校(東京都)

取組の紹介
学校給食で出た残飯や古新聞、各家庭から出た生ごみ等をミミズコンポストに入れ微生物やミミズの力を借りて土を作る取り組みです。初めは自然を増やしたいといいう思いで活動を始めました。自然を増やすためには生態系のピラミッドがしっかりと保たれる必要があると考えました。その土台と考えた土を増やす事によって自然が増え、その餌となる生ごみが減ってそれによりCO2が減る=温暖化を防げる取り組みです。

未来にひろがれ!緑のカーテン

発表順 9

西宮市立山口中学校(兵庫県)

取組の紹介
山口中学校では、ゴーヤの苗を育てて緑のカーテンをつくりました。最初は1クラスでの取り組みでしたが、夏場の水やりには全校生が協力しました。また、植物の光合成や蒸散作用により、脱炭素への取り組みにつながりました。さらに、日陰をつくりことにより、エアコンの設定温度を適切に設定し、エネルギーの有効活用と地球温暖化防止に努めることができました。

廃食用油を集めて飛行機を飛ばそう!

発表順 10

横浜市立西前小学校(神奈川県)

取組の紹介
当校の児童たちが、脱炭素社会、循環型社会の実現という視点から、環境にやさしい燃料(SAF)の国内生産をサポートする活動に挑戦します。国産SAF生産に関わる各種企業、団体、行政のサポートをいただきながら、学校、家庭、地域から出る廃食用油を回収する活動を行い、クラス → 学校 → 地域→ 社会全体へと活動を拡大し、広く発信することで、脱炭素社会・循環型社会の実現に向けた行動変容を促します。

共創!ワクワクの「脱炭素チャレンジフィールド」

発表順 11

取手市立取手西小学校(茨城県)

取組の紹介
「(仮)脱炭素チャレンジの森(フィールド)」づくりを目指し、使用頻度の低い遊具による発電、給食残渣肥料での土壌改良、カーボンオフセット植樹などを通して、自分たちにできる「本気で脱炭素」アイディアを展開します。大学生や企業の方々とも協働して、どのくらいCO2が減らせたかも計算します。未来に向けた取手西小学校のSDGsの象徴にしていきたい。ぜひ今後のワクワクの結果をご期待ください。

STOP地球温暖化~もったいない・ありがとう・楽しく~

発表順 12

三豊市立下高瀬小学校(香川県)

取組の紹介
4年生が中心となり、地球温暖化防止を目的に省エネ活動を展開した実践です。キーワードは、「もったいない」「ありがとう」「楽しみながら」です。4年生は、専門機関や大学、企業、他校と連携しながら、自分たちにできることを考え、実践し、発信してきました。今では、4年生の発信から全校生に広がり、全校生で省エネ活動に取り組んでいます。また、家庭にも活動成果を発信し、省エネ活動の広がりを進めています。

LoveEarthDay 海で一緒にごみ拾いしない?

発表順 13

Love Earth Day(茨城県)

取組の紹介
地元の海岸でのビーチクリーン活動を子供たちが行なっており、毎回の活動では年齢や職種、国籍等も異なるボランティアも参加しています。現場ではマイクロプラスチック問題と磯の学習など環境教育の場にもなっています。拾ったごみを少しでも焼却処分しないでCO2を抑えたい仲間は「アースデイの催し」に合わせて、アクセサリーづくりや海ゴミアートを展開。ひたちなかの海は地球愛溢れる楽しいイベントでいっぱいです。

企業・自治体部門(8団体)

水道事業へ「新!脱炭素化策」-施設建屋の木質化プロジェクト-

発表順 14

南会津町 環境水道課(福島県)

取組の紹介
水道施設建屋に木材パネル構法(以下をNLT:Nail Laminated Timberとする)で木質化し、経営持続、森林再生、脱炭素化に貢献する取組である。これまで一般的に構造物強度を求め、鉄筋コンクリート(以下:RC)造が望まれ整備されてきた。しかし当町は、地域事情や既存建屋で顕著な水道施設特有の環境下で生じる経年化等を懸念し、身近な森林資源を「モノ」の経営資源に転換を行った。

「再エネとグリーン水素で目指せ!脱炭素の島」実現プロジェクト

発表順 15

壱岐市(長崎県)

取組の紹介
トラフグ等の陸上養殖場において、日中は太陽光発電で電力供給し、その余剰電力を利用して水の電気分解による水素(RE水素)を製造・貯蔵し、夜間は蓄えたRE水素を用いて燃料電池で発電した電力を供給する実証システムを稼働させている。併せて、水の電気分解時に副産物的に発生する酸素と、水電解装置や燃料電池から発生する排熱を養殖魚の生育向上に有効活用する等、脱炭素と地域産品の高付加価値化を同時に実現する取組。

脱炭素を目指す寝具メーカーの循環型ものづくり

発表順 16

株式会社イワタ(京都府)

取組の紹介
「作る」「使う」「棄てる」の各段階で資源の消費と廃棄物の発生を減らしながら、その循環を通して新たな製品を生み出す「サーキュラーデザイン」を推進中です。再エネ電力を採用したり、製品寿命を延ばしたり、再利用したり、使い道のないゴミを減らしたりすることは、ものづくりの大切な役割、炭素排出削減に繋がる活動と考えています。2022年は再エネ電力、Jクレジットを活用し、全社で再エネ率100%を達成しました。

全社一丸で創意工夫を積み重ねた食品工場の脱炭素への挑戦

発表順 17

株式会社虎昭産業(東京都)

取組の紹介
当社でエコアクション21の取組みを開始した2019年以降、設定した2030年CO2排出削減目標に向けて、オンサイトPPA電力購入、廃熱回収など種々の取組みを実施したが、CO2排出量を減らすため踏み切った低CO2排出係数電力購入先が破綻。その困難を乗り越えるため全社一丸となり創意工夫を積み重ね、2022年度排出量はピークであった2017年の11,600トンから7,600トンまで34.5%削減した。

ビル壁面を活用した太陽光発電システムによる脱炭素化の推進

発表順 18

大成建設株式会社&株式会社カネカ(東京都)

取組の紹介
人口・エネルギー密度の高い都市部におけるあらたな創エネを実現するため、ビルの壁や窓などの「外装材(ガラス)と一体化した高意匠で高機能な太陽光発電システムT-Green® Multi Solar」の開発と普及促進の取組みを様々な関係企業と推進している。建物自身が発電することで再エネ性能を強化し、これを普及させることでZEBの拡大、ひいてはカーボンニュートラルの達成に貢献する。

脱炭素社会を実現する「木造都市®」づくり

発表順 19

株式会社シェルター(山形県)

取組の紹介
当社は日本初の接合金物工法「KES構法」と木質耐火部材「COOL WOOD」により、伐採期が到来した国産材・地域産材を活用して、都市に大規模・中高層木造ビルをつくる「木造都市」づくりに取り組んでいる。木造都市の実現によって国産材・地域産材の需要が拡大し、森林循環が促進される。また、需要地の都市と供給地の地方のサプライチェーンが強くなり、林業・関連産業が活性化、都市再生と地方創生が同時に達成できる。

地域資源のリサイクル活用と再生可能エネルギーの普及と開発

発表順 20

株式会社渡会電気土木(山形県)

取組の紹介
弊社は、木質ペレット、木質チップの生産・販売を行い二酸化炭素の削減に寄与してまいりました。そのノウハウを基にプラントを施工していましたが、近年では、木質資源の枯渇している外国に向けて農業残渣を燃料の原料としたペレット生産プラントの施工を行い、また企業からの依頼で廃棄するしかなかった食品残渣をペレット化するプラントを施工しています。

“コスト削減への取り組み”

発表順 21

前田記念武蔵小杉クリニック(神奈川県)

取組の紹介
透析クリニックとして大量の水をを精製して透析用水を使用しているが、その際、原水を昇温させるのに排液熱回収システムを導入し、その成果は機器単体で、年間約27%節電。2018年より院内の省エネ対策の強化2022年7月~蛍光灯(312本)をLEDへ変更し単体で72%の節電となり、2022年の年間の電気使用量は2014年と比較して総透析回数は16%増加したが、全体で10%の節電となった。

市民部門(3団体)

「きなさごこちPJ」里山の森と暮らしをつないで脱炭素地域に

発表順 22

NPO法人まめってぇ鬼無里(長野県)

取組の紹介
過疎化が進む地域の困り事<荒れた森><老朽化した古民家><耕作放棄地>は、見方を変えると脱炭素地域づくりのための大切な資源。①森林整備②薪エネルギーの普及③古民家の再生④遊休農地の活用を連動させ、今の暮らしに適合させた地域づくりが「きなさごこち」プロジェクトです。かつては食もエネルギーも自給していた村の時代に学びながら、これからの地域のあり方を参加者と共に考え創り出す機会と場所を提供しています。

せとうち「ゴミ箱になった海」ブルーカーボンプロジェクト

発表順 23

NPO法人環境とくしまネットワーク(徳島県)

取組の紹介
本プロジェクトは、脱炭素から繋がる私たちが展開可能な「ブルーカーボン」活用として瀬戸内海の海ゴミ環境を通じ「見て知って学ぶ、そして、繋がり行動する」まるで「ゴミ箱化した瀬戸内海」を多くの地域、仲間と繋がり尊重することで、未来に約束をする活動となりました。活動をより多く方に伝えるために、流木や海岸石のアート活用や空撮等多様な活動を通して、次世代に「せとうち未来スケッチ」として引き継ぐ事です。

学校断熱を契機とした行政、議会、市民の連携による脱炭素の取組

発表順 24

#7年後も「住みやすい街大賞」1位とるぞ!藤沢プロジェクト(神奈川県)

取組の紹介
藤沢市議会議員と藤沢市と脱炭素について意見交換。2022年9月市議会に「公共施設の断熱性能の向上を求める陳情」「再エネ設備の導入促進を求める陳情」趣旨了承。藤沢市と信頼関係を構築し、2023年3月「学校断熱DIYワークショップ」を藤沢市立小糸小学校にて共催で実施。藤沢青年会議所と連携し9月に「エコ・フェスin江の島」を実施。住宅断熱促進のため市と共に講演会、住宅断熱DIYリフォームを企画中。

奨励賞

応募団体の中から一次選考(書類審査)を通過し、ファイナリストに次いで脱炭素につながる活動実績のある団体に対し、「奨励賞」を贈呈します。

学生部門(6団体)

都道府県 団体名 取組名称
愛媛県 愛媛県立大洲農業高等学校 バショウの活用法の提案
~持続可能な農業で2050年を目指す~
青森県 青森県立むつ工業高等学校
課題研究 地中熱融雪研究班
地中熱利用による融雪研究と農業
奈良県 株式会社POI 「昆虫食」で切り拓く次世代の食と未来のくらし
大阪府 大阪府立堺工科高等学校
定時制の課程
空の脱炭素プロジェクト!
~捨てればごみ、活かせば資源~
熊本県 熊本農業高等学校 
養豚プロジェクト
養豚業のゼロエミッション 
#産業廃棄物に輝きを!
静岡県 オイスカ浜松国際高等学校
環境SDGsプロジェクト
地域参画型Eco-DRR 浜と松プロジェクト

企業・自治体部門(12団体)

都道府県 団体名 取組名称
長野県 南信州広域タクシー有限会社 公共交通機関からの脱炭素化
香川県 株式会社FUJIDAN FUJIDANはカーボンニュートラル工場へ
岡山県 一般財団法人PVリボーン協会 「日の丸ソーラーリボーン」による
リボーンパネルの取組
北海道 株式会社 土谷特殊農機具製作所 家畜ふん尿の温室効果ガスストップ!
廃棄物で電気と有機肥料創出
大阪府 株式会社 官民連携事業研究所 連携寄贈プラットフォーム「アリアドネ」
福岡県 株式会社アルサ ゴミを出さないゼロ・ウェイスト・クリーニング
埼玉県 インバックスグループ 持ち出さない、持ち込まない、そこにある土砂を資源化
東京都 日本リユースシステム株式会社 衣類のお片づけで脱炭素に貢献する
「古着deワクチン」
東京都 株式会社エムシープランナーズ タイルカーペットのリユース事業
静岡県 須山建設株式会社 『普段着のZEB』を開発・実践、
地域の脱炭素×ZEB化を推進
神奈川県 株式会社アクポニ アクアポニックスを通した脱炭素の推進
岐阜県 社会的農業LABO 社会的農業の構築

市民部門(8団体)

都道府県 団体名 取組名称
福岡県 NPO法人SDGs Spiral SDGs万華鏡“KAGUYA”プロジェクト
兵庫県 公益社団法人 三田市シルバー人材センター
竹炭研究会
竹林整備と都市生ゴミを堆肥化し
有機農業に活用し脱炭素に貢献
三重県 一般社団法人 四日市大学
エネルギー環境教育研究会
人々の協働から興す、
地域の元気が・地球を元気にする!
島根県 益田市地球温暖化対策地域協議会 益田市クールチョイス・アンバサダー養成事業
奈良県 NPO法人市民省エネ・節電所ネットワーク 省エネ・節電で、脱炭素社会を目指す
地域コミュニティーの構築
東京都 公益財団法人ボーイスカウト日本連盟 スカウトの日~プラごみバスターズ大作戦~
千葉県 一般社団法人 やちよ未来エネルギー 地産地消の自然エネルギー・食から
新たな地域循環を創る
岡山県 特定非営利活動法人 co2sos 脱炭素&気候変動適応に向けた市民参加型
モニタリングの試行