脱炭素チャレンジカップとは
2025220日(木) 開催予定

低炭素杯2018・ファイナリスト

ジュニアキッズ部門

橋本市立あやの台小学校 エコマート

発表順 1

取組の名称
エコマート〜ぼくらの会社で未来を守ろう〜
取組の紹介
子どもたちが会社を設立し、企画した商品を販売し、得た収益を国際社会貢献のために寄付する活動を行っています。昨年度は無農薬野菜を育てる会社、リサイクル手芸品を作る会社、壊れた木工品をリメイクする会社などが作られ、利益をフィリピンとインドのストリートチルドレン救済のために使いました。今年度は協力の輪を広げようと、アメリカ・ローナートパーク市や、関心を持ってくれた学校の子ども同士で交流を始めています。

草津市立渋川小学校

発表順 2

取組の名称
『食べて守る琵琶湖の環境』地産地消・エシカル消費が地球を救う
取組の紹介
本校児童は、6年間を通して身近な自然やくらし、文化とのつながりを学び、毎年、学習成果をまとめた「渋川ESDミュージアム」を校内に開館しています。特に5・6年生は、滋賀の食文化に学ぶことをテーマとし、地産地消の促進やエシカル消費が琵琶湖の環境保全だけでなく地球温暖化の防止にもなることを学びます。また、学校・地域・行政・企業等が協働して支援委員会を組織し、まちぐるみで児童の環境教育を支援してきました。

大田区立大森第六中学校

発表順 3

取組の名称
SDGsの推進
取組の紹介
本校はユネスコスクールのパイロット校として、国連持続可能な開発目標(SDGs)達成を推し進めるための活動を行い、特に気候変動について取組んでいます。全教科で課題解決するために環境を整え、各クラスにホワイトボード10枚、タイマー、環境NAVI、CO2排出量計測器、グリーンカーテンを設置し、ホタル復活プロジェクトとしてホタルの自生、洗足池環境調査、水質浄化活動、駅前花壇整備を意欲的に実施しています。

越谷市立大袋東小学校

発表順 4

取組の名称
自然・人・物との関わりを生かした持続発展教育(ESD)の推進
取組の紹介
「自然・人・物にやさしい東っ子の育成」を基本目標に掲げ、20数年以上にわたり環境教育に力を入れています。具体的な活動としては、①「総合的な学習の時間」「生活科」でのテーマ学習 ②環境の祭典「エコフェスティバル」、こどもエコクラブ活動 ③栽培活動、省エネ活動、ビオトープ保全活動の3つです。また、従来の環境教育に加え、ESDの理念を取り入れ、他教科でも関連した内容を系統づけて指導しています。

学校法人静岡理工科大学 星陵中学校

発表順 5

取組の名称
バイオメタンを利用した新しい暮らしを提案する教育プログラム
取組の紹介
本校ではバイオメタンに関する教育・研究活動を展開しています。バイオメタンシステムでは、生ゴミなどの有機性廃棄物から可燃性ガスと液体肥料を生成することができます。これまでに、校内にバイオメタンを生成する施設の設置、出張講義や室内実験と発表会を実施することで、生徒への環境教育を展開しました。また、生成したバイオメタンを聖火として燃焼するための活動、液体肥料で作物栽培を実施することで、生徒の課題研究活動を促進しています。

太子町立中学校 社会科学部

発表順 6

取組の名称
地域の良いところを調べて、みがいて、活かす!
取組の紹介
科学分野の活動では太子町の豊かな自然に目を向け、それに密着し、ホタルやカワバタモロコなどそこに生息している生物を対象に保全研究活動を行っています。また、社会分野では、地元の良いところを自ら取材し、記事を書き、それを紹介する手作りの情報誌「太子チャンネル」を発行しています。太子チャンネルは今では12号あり、毎号800部ほど発行し温泉施設やコンビニ、役所等地域の様々な場所に配布し、親しまれています。

学生部門

宮城県農業高等学校 科学部復興プロジェクトチーム

発表順 7

取組の名称
津波地域を変える 桜・バラと食物連鎖を用いた低炭素社会の構築
取組の紹介
津波被害を受けた沿岸部は今も樹木が少なく雑草の繁茂が目立つ状況です。原因の1つは削られた土壌で、作土層の10cm回復には1000年を要すると言われています。そこで地力のアップに着手し低炭素社会の構築を促進しています。桜とバラを休耕地などに植える活動に加え、サークルリング状花壇にすることで食物連鎖がよく働き人手を要せずとも自然と土壌微生物バイオマスが形成され土が豊かになったため、同様の被災地への波及を願って活動しています。

岩手県立遠野緑峰高等学校 グランプリ

発表順 8

取組の名称
ホップ和紙開発プロジェクト
取組の紹介
遠野市は、ビールの苦みや香りに使われているホップの一大産地です。しかし、毎年200トンの蔓が廃棄されそのほとんどが焼却処分されています。そこで私たちは、試行錯誤の末廃棄される蔓から繊維を抽出し、世界に類のないホップ和紙を誕生させました。これによってCO2の削減にもつながっています。またホップ農家の担い手不足が課題で、和紙をとおして新たな農業の魅力を発信し、ホップ農家の産業振興と所得向上を目指しています。

神奈川県立相原高等学校 畜産部相原牛プロジェクト

発表順 9

取組の名称
地域とつくる 環境にやさしい牛肉生産
取組の紹介
牛肉の生産に使用するエサの多くは輸入に頼っています。そんな中で、もっと地域の廃棄物を利用して安くおいしい環境に優しい牛肉をつくろう!と私たちは考えました。学校周辺の食品工場などに協力していただいて、食品廃棄物や農場副産物を利用した黒毛和牛を育て出荷したところ、輸入飼料で育てた牛に劣らない肉質の牛肉を生産することができました。現在では、さらなる肉質向上のために新たな取組を行っています。

米子工業高等専門学校 物質工学科谷藤研究室

発表順 10

取組の名称
二酸化炭素がエネルギー源となる発電装置の開発
取組の紹介
本取り組みは、2014年低炭素杯で環境大臣賞金賞を受賞したエコな発電装置として期待されている、燃料電池の電解質膜に卵殻膜を適用させてその装置で発電が起こることを証明したものを大幅に発展させた内容となっています。今回は、この発電装置の改良によって、二酸化炭素が水に溶けた炭酸水を燃料として発電するタイプの電池を開発しました。二酸化炭素を作らない、減らす技術ではなく二酸化炭素を直接用いる新しい技術開発を提案しています。

佐賀県立佐賀商業高等学校 さが学美舎

発表順 11

取組の名称
SAGA藻(そう)わたしたちのみらい
取組の紹介
2014年度より佐賀市バイオマス産業都市推進課と共同で、藻類バイオマスの研究・PR活動を行っています。「今あるものに付加価値を」を合言葉に、産業の入口を行政が整備、出口である販売や公報活動を高校生が担うという仕組みを考え実行しています。また、佐賀市環境部とタイアップし、学校単位でのごみ減量化と、子供たちへの環境啓発教室を行うことで環境マインドを持った人を増やすという啓発活動にも取り組んでいます。

兵庫県立篠山東雲高等学校

発表順 12

取組の名称
地域資源で特産品を救え!〜農都篠山から循環型農業の発信〜
取組の紹介
兵庫県篠山市は、地域特産品の「丹波黒大豆」が全国的に有名です。しかし、長年の連作や化学肥料中心の施肥によって病害が発生していました。そこで、本取組はその病害に拮抗性のある菌を地域資源である下水汚泥や廃菌床、竹チップと混和してペレット化し、病害防除や化学肥料削減を目指しました。下水汚泥は産業廃棄物のため、処分に費用とエネルギーの消費があり、竹は放置竹林拡大のため社会問題になっています。その解消も目指します。

愛知県立南陽高等学校 Nanyo Company部

発表順 13

取組の名称
カーボン・オフセットでCOOL CHOICE!意識変えテイ炭素
取組の紹介
地域貢献を目的として活動してきたNanyoCompany部は、地域貢献の一環として、環境問題の解決を目指すことにしました。地域のイベントにおいて販売している商品について、カーボン・オフセット制度を活用することで温室効果ガス排出量を抑えた商品の販売を行い、この制度やCOOL CHOICEの周知を図ることで、温室効果ガス排出量の少ない商品を消費者に選んでもらえるような環境意識向上の取組を行いました。

佐賀県立唐津南高等学校 松露プロジェクトチーム

発表順 14

取組の名称
虹の松原再生保全 〜『虹の松原』からの贈り物 松葉の利活用〜
取組の紹介
燃料事情の変化から松葉掻きの習慣がなくなり富栄養化した松原は危機的状況に陥っています。白砂青松のあるべき姿を取り戻し、集めた松葉の再利用化に取り組んでいます。ペレット化し木質バイオマスとして熱エネルギー生産させる「エネルギー利用」と、マルチや肥料として利用する「マテリアル利用」に取り組み、環境に優しいクリーンエネルギーに取り組み地域に密着した『地域で取り組むべき、地域一体型の活動』を行っています。
※マルチとは:地温保持や除草の目的で土の表面をフィルム等で覆う事の総称。

大分県立玖珠美山高等学校 チーム野菜

発表順 15

取組の名称
バークを中心とした循環型農業の展開 校内から地域へIV
取組の紹介
この地域は、日本有数のスギの林業地として知られています。伐採された木材は樹皮(バーク)を剝いで製材され、そのバークは、この地域だけで毎年18万㎥を超え産業廃棄物として焼却されてきました。しかし、平成14年からのダイオキシン規制により焼却できなくなり、それに伴い農業用資材として使われるようになりましたが、バークに大きな欠点が発見され利用する農家が激減したことからバークの有効利用を産学官の体制で考えてきました。

市民部門

大阪府 住宅まちづくり部 公共建築室設備課

発表順 16

取組の名称
大阪府ESCO事業による省エネ・省CO2化の推進
取組の紹介
ESCO(Energy Service Company)事業とは、ESCO事業者のノウハウと資金で省エネルギー化を実現し、その効果を保証する事業です。省エネルギー化による光熱水費の削減分で改修工事に係る経費等を償還するため、省エネルギー効果と費用対効果を最大限に引き出すことができます。設備課では、府が所有する建物にESCO事業を効果的に展開するとともに、府内市町村等への普及促進にも努めております。

NPO法人循環生活研究所

発表順 17

取組の名称
半径2km単位での食革命ローカルフードサイクリング(LFC)
取組の紹介
資源である生ごみが焼却処分され、地域内での人と人、人と食の関係が希薄になっています。私たちは、地域単位での、コンポストを起点とした「ローカル・フード・サイクリング(LFC)システム」(生ごみを野菜に変えるサービス)をつくり環境と福祉、地域の健康をつなげます。住民による住民(受益者)のための持続可能な共助社会づくりを目指しています。

認定NPO法人芸術と遊び創造協会 東京おもちゃ美術館

発表順 18

取組の名称
ウッドスタート〜誕生祝い品で繋げる地域材活用のネットワーク〜
取組の紹介
「木」の持っている可能性を最大限に引きだしながら、その力を子どもを中心とした人の育ちに活かす取組を行っています。全国の自治体や企業と連携し、①生まれた赤ちゃんに地産地消の木製玩具を誕生祝い品として贈る事業 ②子育て環境に地域材をふんだんに取り入れ木質化する事業 ③木育に関わる人材の育成 ④木の良さを伝える場の拠点整備などを行っています。それらの活動を通し、「木」を適切に使うことが環境保全に役立っていることも伝えています。

仙台市

発表順 19

取組の名称
エネルギー自律型まちづくりの推進について
取組の紹介
東日本大震災により浮き彫りになった大規模・集中型のエネルギーシステムが抱える災害時の脆弱性や再生可能エネルギーの導入に係る系統制約などの課題に対応するため、地域住民や民間事業者との協働により、災害に強くエネルギー効率の高い分散型エネルギーの創出や環境負荷の小さい次世代エネルギーに関する先端的な研究開発を促進するなど、エネルギー自律型のまちづくりを推進しています。

NPO法人エコロジーオンライン

発表順 20

取組の名称
Green Power Caravan
取組の紹介
温暖化対策にも重要な自然エネルギーの大切さを多くの人々に伝えるよう、キャラクターの開発や音楽を通した自然エネルギーの普及活動を行っています。東日本大震災以降は、被災時の小さな自然エネルギー利用と持続可能な教育の重要性を感じ、太陽光パネルと小さなバッテリーのナノ発電所を開発し、熊本支援ではソーラーパワートラックの派遣を通して小さな自然エネルギー機器を寄付する活動を実施しました。

区役所通り登栄会商店街振興組合、登戸東通り商店会、
多摩区まちづくり協議会 多摩エコスタイルプロジェクト

発表順 21

取組の名称
多摩区商店街エコポイントカード 地域ぐるみでエコを推進
取組の紹介
多摩エコスタイルプロジェクトは多摩区の2つの地元商店街と共同で、区民とともに低炭素化を促進する「エコポイントカード」の取り組みを実施しています。買い物客が商店街参加店舗の定めた「店のエコ」に協力すると、環境負荷の低減となり、温暖化防止を促進する仕組みです。また、商店街の空き地を活用して開催してきたエコを発信する「空き地イベント」は、「登戸まちなか遊縁地」という区民の交流の場作りにつながっています。

東根市

発表順 22

取組の名称
東根市環境ISOの取組
取組の紹介
環境保全は世界共通の問題であり、それぞれの国での対応や公平性、透明性が求められています。そこで、国際標準化機構(ISO)がISO14001を発行し、環境改善のための管理と、改善の手順・手法を、標準化・体系化したものが環境マネジメントシステムです。その中において東根市は、平成13年10月に環境ISO14001認証を取得し、県内自治体で唯一継続して認証を受け、環境問題に積極的に取り組んでいます。

エコなうつわ屋さん

発表順 23

取組の名称
静岡市初!食器のリサイクル活動!
取組の紹介
食器の3R活動です。①不用食器を回収し(リデュース)、②使えるものは中古食器として再利用(リユース)しますが、③再利用できなかった食器は岐阜県の粉砕工場に送ってリサイクル(再生陶土→再生食器)してもらいます。今までに約7トンを回収して、約9,000個をリユースしました。また、再生陶土を使ったエコ陶芸や中古食器に穴をあけて多肉植物を寄せ植えをするなど、環境教育にも活かせる多彩な活動です。

企業部門

倉持産業株式会社

発表順 24

取組の名称
「鶏も人も幸せ」持続可能な低炭素養鶏業PARTII「廃棄物編」
取組の紹介
持続可能な養鶏は、至難の業。中小の養鶏業者は、物価の優等生たまごの価格の安さと、人手不足、莫大な経費のアンバランスに悩んで、次々に廃業しています。当社は養鶏業の抱える悩みに積極的に取り組んできました。情報収集をして戦略的な投資と、計画的な投資回収を繰り返しています。当社のCO2削減は、電気、燃料、廃棄物の3本柱です。今回は、持続可能となった直営農場の鶏ふん処理と、液卵工場の卵殻処理をご紹介します。

株式会社山全

発表順 25

取組の名称
自然環境に配慮した「新しい建設工事モデル」の取り組み
取組の紹介
弊社では建設工事を受注した際に、その工事で使用する重機から排出されるCO2を見える化し、各現場においてCO2削減計画を検討し、削減努力を実践しています。主な削減努力として、ハイブリット重機の活用、間伐材を使用した現場ハウスや工事看板の設置などを行い、削減しきれなかったCO2を各々の現場に近い地域の森林においてカーボン・オフセットを実施しています。現場毎に実践しているのは弊社ならではの取り組みです。

株式会社ファンケル

発表順 26

取組の名称
「置き場所指定お届け」サービス
取組の紹介
「置き場所指定お届け」は、不在、在宅に拘わらず、お客様が指定した場所に商品をお届けする、受領印がいらない配送サービスです。事前に「玄関前」「ガスメーターボックス」「自転車のカゴ」など9か所からお届け場所を選んでいただき、指定された場所に配送会社が商品をお届けし、配送完了の旨を記載した用紙をポストに入れてお知らせしています。2017年8月時点で配送件数の38.7%がこのサービスを利用しています。

富士ゼロックス福島株式会社 無料オリジナルツール事務局

発表順 27

取組の名称
節電ポスター等の無料提供で、全国に「エコの輪」を広げよう!
取組の紹介
「節電」、「節水」、「ごみ分別」、「用紙削減」、「エコドライブ」といったエコ活動を呼びかけるポスターを無料提供しています。さらに、間接的にエコにつながる「ノー残業デー推進」、「5S活動」といったポスターを加え、現在320種類のポスター等をホームページで公開しています。33都道府県でご紹介・ご提供活動を進めており、ここ1年間でのダウンロード数は311,893件となりました。

株式会社技術開発コンサルタント

発表順 28

取組の名称
落差が小さい農業用用水路等での小水力発電装置開発の実証試験
取組の紹介
本取組は、水の「流れ」のエネルギーを利用した小水力発電装置の開発で、福岡工業大学工学部阿比留教授と共に行いました。通常の水力発電で必要な「落差(位置エネルギー)」がなくても、「流れ」による「運動エネルギー」を直接利用することで発電します。このことにより、「落差」が少ない低平地の水路でも、水量と流れがあれば、小水力発電が可能となり、これまで不向きとされていた場所での発電が可能となります。

花王株式会社 鹿島工場

発表順 29

取組の名称
砂地にみどりを〜35年間の森づくり〜
取組の紹介
鹿島砂丘と呼ばれる不毛の土地に工業地帯ができ、当工場も砂地の場所で工場建設が始まりました。当工場では1980年の建設当時から工場の緑化方針を掲げ、樹木林の成長を考慮し、将来像を描いた緑化計画を推進してきました。植樹にあたっては、在籍社員全員が"自分の木"を植える記念植樹を行い、「社員の森」として育成し、地域在来種中心の生物多様性に富んだ"地域の森"を復活させ、現在でもその活動を継続しています。

日産陶業株式会社

発表順 30

取組の名称
電気のいらない陶器の加湿器
取組の紹介
電気を使わずCO2を発生させない陶器製加湿器を製造しています。従来の電気を使う加湿器には霧により器具の周辺が濡れるという欠点があり、不織布を用いた加湿器には製品寿命が短いという問題がありました。この陶器製加湿器は、滋賀県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場が開発した水を吸い上げる能力がきわめて高い多孔質陶器を蒸発部に用いて蒸散させることによって、電気を使わずにこれまでの加湿器の問題を解消しています。