脱炭素チャレンジカップとは
2025220日(木) 開催予定

脱炭素チャレンジカップ2025・ファイナリスト

ファイナリストは、ご応募いただいた活動の中から書類審査とプレゼンテーション審査にて選ばれた、受賞候補団体です。

学生部門(4団体)

バショウによるCO2削減~脱炭素社会の実現~

発表順 1

愛媛県立大洲農業高等学校 生産科学科果樹プロジェクトチーム(愛媛県)

取組の紹介
脱プラを目指し、果実袋のセロハンを芭蕉和紙に代替し、使用後に土壌中に還元することで炭素増加を図れる。バショウには、無機成分が豊富に含まれているため、企業と連携した有機肥料の開発により、廃棄物の焼却・原燃料利用に伴うCO2排出量の削減につながった。バショウは成長が早く、1本あたり20kgの二酸化炭素を吸収し、固定する力があるため、それを利用することでゼロエミッションシステムの構築が図れた。

果樹園で脱炭素!私たちの4パーミルイニシアチブ

発表順 2

山梨県立北杜高等学校 チーム果樹(山梨県)

取組の紹介
約50アールの実習果樹園で土壌中の炭素を増やす活動「4パーミルイニシアチブ」をおこなっており、果樹栽培を学習しながら毎年約500kgの炭素を削減しています。土壌中の炭素が増えると温暖化防止だけでなく農作物の生育にも良いので一石二鳥です。本活動は山梨県から認証を受けており、育てた果物に認証マークを付けて売ることで消費者のエシカル消費を促すとともに、脱炭素型の農業の普及に貢献します。

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持続可能な果樹生産を目指して~私たちにできる脱炭素~

発表順 3

北海道大野農業高等学校 果樹専攻班(北海道)

取組の紹介
剪定枝によるバイオ炭の製造試験に取り組みました。バイオ炭に含まれる炭素は難分解性であり、土壌中に炭素が貯留することにより二酸化炭素を削減し、気候変動対策に貢献できます。バイオ炭は国際的にも認められた吸収源活動です。現在はバイオ炭の作物の生育試験を行っています。また、地域企業と連携した商品開発や、情報発信・啓発活動、各種大会への参加、国際交流等により、道南農業の活性化と地域振興を目指しています。

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「がんばっとるばい!人吉球磨」森林資源活用で脱炭素×災害復興

発表順 4

熊本県立南稜高等学校総合農業科環境コース林業専攻(熊本県)

取組の紹介
  1. 『令和2年7月豪雨』からの復興を目指し、被災地における復興支援活動を継続!
  2. 間伐材で『復興祈願フォトスタンド』を製作し、被災者に木材の温もりをお届けすると共に、森林資源活用!
  3. 生じる端材を炭化し、森づくり・海づくりに活用することで、私たちの木育活動における“ゼロ・エミッション”を実現!
  4. 『流域治水スタディーツアー』で、豪雨災害からの教訓を伝え、防災・減災に繋げる森林環境教育を実践!

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ジュニア・キッズ部門(5団体)

「ストーリー」と「ネットワーク」で紡ぐ脱炭素に向けたESD

発表順 5

秋田県大仙市立大曲南中学校(秋田県)

取組の紹介
SDGsの達成を目指し、「食」、「住」、「エネルギー」、「気候変動」、「国際理解」「SDGs商品開発」の学びを教育課程に位置付けてESDを実践している。重視しているのは「ストーリー」と「ネットワーク」。ESDストーリーマップを作成し、探究的な学びのストーリーを、様々な機関や人と連携し体験的に進めることで、SDGsの達成に向けた脱炭素の重要性を理解させ、学んだことを基に行動できる生徒を育てている。

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「KUNIMOTO Re-Project」~ゴミから笑顔を~

発表順 6

学校法人国本学園 国本小学校(東京都)

取組の紹介
身近な生活用品の資源循環を通して、CO2排出量削減、さらにサーキュラーエコノミーサイクルの一端を担う取組を実施した。
①SDGs学習から気候変動の現状や企業の脱炭素化についての学習
②プロジェクトの立案・実行・企業6社の協力を得て、不要な子ども服、古本、プラスチック製の文房具、テープの巻心、ピースボトル、Ziploc製品を本校を拠点に回収し、企業に返す取組
③企業との追加プロジェクト実施

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エコカーの開発を通し、脱炭素社会に貢献する人材の育成

発表順 7

工学院大学附属中学校自動車部(東京都)

取組の紹介
ガソリンエンジンのレース車両は燃費競技に出場するための車で、燃費を良くすることは脱炭素社会に貢献します。ただ化石燃料にも限界があるので、乾電池で動く電気自動車の開発も3年前から始めました。電気自動車は二酸化炭素を排出しません。さらに太陽光で充電するソーラーカーの開発も行なっています。生徒達は6年間で学んだ技術と知識をさらに大学でも研究を続け、卒業後大手自動車メーカーに就職し脱炭素社会に貢献します。

共創!ワクワクの「脱炭素チャレンジ広場」2024

発表順 8

取手市立取手西小学校(茨城県)

取組の紹介
脱炭素チャレンジ広場には、給食残渣肥料の有効性を検証するための畑やカーボンオフセットのために植樹をした樹木があります。脱炭素チャレンジ広場を利用して、自分たちのより良い未来のために何かできることはないか児童主体で議論し、実践しています。また、大学教授、大学生、企業、行政などとも協働して、より良い活動にして、未来に向けた取手西小学校のSDGsの象徴にしていきたいと思います。

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食品ロス削減と脱炭素社会実現のためのミミズコンポスト

発表順 9

杉並区立西田小学校(東京都)

取組の紹介
学校給食の残飯、職員室からでた生ごみ等をミミズコンポストに入れると、ミミズ、微生物の働きにより土ができます。この時、普段はごみとして燃やされるものが土になるため、CO2排出量を削減することができます。さらに、生ごみは濡れているものも多くあるため、通常のごみに比べ、多くのCO2を削減することが出来ます。また、できた土によって植物を増やすことにより、少量ではありますがCO2を削減することができます。

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企業・自治体部門(9団体)

佐賀の異業種11社が連携して挑むカーボンニュートラル

発表順 10

SAGA COLLECTIVE協同組合(佐賀県)

取組の紹介
11社で2021年度よりCO2排出量の把握・削減・相殺を実行。2023年度までで300t以上、約20%のCO2を削減し、600t以上のカーボンオフセットを実行しました。佐賀や福岡の森林由来のJクレジット、佐賀県唐津市の藻場再生プロジェクトによるJブルークレジットを選び、クレジットの地産地消モデルを確立。ゼロカーボン商品の販売や脱炭素ノウハウの提供などにより消費者や事業者に脱炭素を訴求しています。

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ゼロカーボンシティみやま

発表順 11

みやま市(福岡県)

取組の紹介
自治体初の電力会社として設立された「みやまスマートエネルギー(株)(以下、みやまSE)」により、市内メガソーラーや一般家庭の太陽光発電での電力を域内で消費している。また、「バイオマスセンタールフラン」では一般家庭や食品工場などの生ごみを分別回収し、メタン発酵発電をしている。これら取組により、太陽光発電の普及や、再エネ電力プランの選択、発電や焼却ごみの削減などで、市の大幅な脱炭素化につながっている。

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脱炭素×木製パレットのサーキュラーデザイン化

発表順 12

株式会社ジェイ・シー・ティー(埼玉県)

取組の紹介
木製パレットのサーキュラーデザイン化により、適切に管理・保管・修繕し、最大限リユースすることで、現在ワンウェイで使用されている木製パレットを継続的に再利用する仕組みへと改変することでCO2の排出を削減する。また、使用できなくなったパレットを木炭製品や木工製品としてアップサイクルし、炭素固定に繋げる。更に、木炭を農業や造園などにより土中利用することで、カーボンオフセットに寄与することも可能にする。

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脱炭素を目指す最新・再エネ スーパーマーケット

発表順 13

株式会社伊徳(秋田県)

取組の紹介
新規4店舗に地下水熱を利用した融雪や冷暖房、調湿換気空調、冷熱設備等を導入している。その内追分店では融雪、冷暖房、冷凍・冷蔵設備を導入し、194tのCO2削減を達成した。また、水冷設備とすることで室外機が不要となり排熱や騒音の問題解消した。その他、LED照明の導入、食品トレーやペットボトル等のリサイクルといったあらゆる方法でCO2削減に努めており、地域の脱炭素化を先導している。

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他地域への波及を始めた球磨村における地域課題解決型電力事業

発表順 14

株式会社球磨村森電力(熊本県)

取組の紹介
蓄電池付太陽光発電設備を中心とした電力事業を通じて、「球磨村内の脱炭素化と災害時のレジリエンス強化による令和2年豪雨災害からの復興への貢献」、「事業収益の地域還元を通じた村内資金循環量の増加による人口減少時代における地域経済縮小への対応」等に取り組んでいます。脱炭素化とともに地域課題を解決するこの取り組みは、持続可能な村の発展を目指す「創造的復興」へと繋がるとともに、他地域にも波及しています。

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デザインとテクノロジーで脱炭素への行動変容を生み出す環境授業

発表順 15

川崎市立下作延小学校 川崎市 富士通株式会社(神奈川県)

取組の紹介
川崎市の脱炭素実現に向けた「デザイン思考」と「デジタルテクノロジー」を活用した小学生向け環境出前授業。環境問題を共感的に捉え自分ごと化、ありたい未来を構想し、自分たちができる脱炭素アクションを宣言し実践。構想した未来やアクション実績を「仮想空間」等で可視化・体験することで、従来授業では難しかった環境へ及ぼす効果を実感。脱炭素に向けた子どもたちの行動変容を引き出す授業を官民共創で提供した。

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長井市地域脱炭素プラン~こどもの「学び」にも“脱炭素”~

発表順 16

長井市(山形県)

取組の紹介
市内の全小中学校で地元産100%の再エネ電力使用を皮切りに、こどもの「学び」にも脱炭素の視点を充実させ、2050年ゼロカーボンシティに挑戦しています。
MODEL1「地産電力+見える化」を全小中学校に導入!
MODEL2「家庭の余剰電力」を中学校へ供給!
MODEL3「RE100給食」の提供を目指す!
MODEL4「バイオガス発電」で新しい循環&食育!

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いば食 de 脱炭素シリカプロジェクト

発表順 17

長方屋(茨城県)

取組の紹介
稲作が盛んな関東平野ど真ん中から排出される「もみ殻」は今の時代利活用されずに広域焼却炉へ。保管管理や最終処分費も嵩んでいたJAや生産法人から「持って行って消してくれ」のお願いされた。そこで、「脱炭素で良いものが作れないか?」と考えた。そして、「消してやっぺ!茨城商品にしてやっぺ」と、60tを購入した。試行錯誤でたどりついたのは脱炭素製法でつくる「もみ殻シリカ」。サプリメントにして大ヒットしました。

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餌料の鮮度維持と脱プラスチックな給餌用バケツの共同開発

発表順 18

株式会社新江ノ島水族館と“タカツクラフト”協同組合高津工友会(神奈川県)

取組の紹介
水族館の給餌用バケツの素材を、飼育動物の健康と環境に配慮したプラスチックからステンレスへ変更した。そのために共同で新たな形状のバケツを開発した。新江ノ島水族館では、年間約80個のプラスチック製給餌用バケツの廃棄削減に繋がった。サーキュラーエコノミーの観点からも、素材をステンレスへ変更することで廃棄をゼロへ近づけ、製造時や循環時のエネルギーを削減、CO2排出の削減へと繋げられると考える。

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市民部門(3団体)

長崎県実りの島壱岐イスズミハンターいきいきプロジェクト

発表順 19

壱岐市磯焼け対策協議会(長崎県)

取組の紹介
令和2年度から、イスズミ駆除を主とした藻場の保全や機能の回復に取り組んでいる。イスズミハンター事業では、刺網および矛突きによるイスズミ駆除を実施。4年間で19,393尾のイスズミ駆除に成功。令和5年、取組対象範囲には約270haの広大な藻場が繁茂(回復)しており、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)から、Jブルークレジット®974.6t-CO2の認証を受けた。

市民と行政の連携による脱炭素先行のまちづくり

発表順 20

一般社団法人 市民エネルギー生駒(奈良県)

取組の紹介
①公共施設の屋根・法面への全額市民出資による太陽光市民共同発電所の設置(現在発電量5機約400MWh/年)
②生駒市と共に自治体新電力会社(名称:いこま市民パワー)設立(2017)、全国初の市民団体出資の新電力誕生
③①にて発電した電力、別途調達した再エネ電力をいこま市民パワーを経由し生駒市内に供給
④市民への啓発活動を通じ、FIT切れ電気の買取りを支援、地産地消のまちづくりの先頭に立つ

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2027カーボンニュートラル~みどりの地球をみどりのままで~

発表順 21

グリーンコープ生活協同組合連合会(福岡県)

取組の紹介
「2027カーボンニュートラル(scope1・2のCO2排出量の12,602トンをゼロに)」に取り組んでいます。これまで環境を守るために取り組んできた、フードマイレージ・4R運動・せっけん運動・脱プラスチックの推進などの運動に加えて、更に脱炭素を加速させるために、電灯のLED化・全車両のEV化・自家消費型の再エネ発電施設の設置、ドライアイス使用量の削減や植林などによるCO2吸収活動を進めています。

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奨励賞

応募団体の中から一次選考(書類審査)を通過し、ファイナリストに次いで脱炭素につながる活動実績のある団体に対し、「奨励賞」を贈呈します。

学生部門(10団体)

都道府県 団体名 取組名称
鹿児島県 鹿児島県立鹿児島水産高等学校
海洋科栽培工学コース
おとひめの結プロジェクト
広島県 広島県立西条農業高等学校
畜産科 オリーブチーム
オリーブポマスで目指す地域循環型農業と
環境に配慮した畜産経営
富山県 富山県立氷見高等学校 ウニとやさいクルプロジェクト
藻場の保全×廃棄野菜の削減
大阪府 大阪府立堺工科高等学校
定時制の課程
FRY TO FLYプロジェクト
~廃食油の有効活用~
鹿児島県 鹿児島県立市来農芸高等学校
自主研究同好会
「プロテイン革命」環境負荷低減コオロギによる脱炭素飼料
京都府 京都府立桂高等学校
菌類研究班
きのこが地域の食品廃棄物削減に挑戦!?
香川県 香川県立三本松高等学校
「三高みんなの食堂プロジェクト」
三高みんなの食堂プロジェクト
熊本県 熊本県立菊池農業高等学校
SDGsプロジェクト班
竹資源を活用した持続可能な地域社会づくりを目指して
北海道 北海道岩見沢農業高等学校 雪ともみがらの循環利用による持続可能な農業経営の実現
山形県 置賜農業高校TMRプロジェクト 食品残渣を米沢牛の餌にリサイクルする取り組み

ジュニア・キッズ部門(4団体)

都道府県 団体名 取組名称
東京都 東久留米 エコキッズ プランー2024 脱炭素!/ 省エネ!
“ゼロカーボン シティ宣言!”のまち
愛知県 田原中学校(うにうに隊) ムラサキウニ飼育実験で海を救おう!
ブルーカーボンプロジェクト
香川県 三豊市立下高瀬小学校 STOP地球温暖化~もったいない・ありがとう・続ける~
兵庫県 西宮市立山口中学校 未来にひろがる緑のカーテン&いのちをつなぐ再生ろうそく

企業・自治体部門(12団体)

都道府県 団体名 取組名称
岡山県 株式会社北陽商会 エコ整備とEA21で“脱炭素社会”へ貢献
長野県 南信州広域タクシー有限会社 次世代自動車(EV車)導入促進の為、
インフラ施設の提供
栃木県 日本遮熱株式会社 省エネクロス50
東京都 千代田区 2030年公共施設の脱炭素を目指す、
都心千代田区の挑戦!
東京都 かつしか省エネ・再エネ住宅普及促進連絡会
(かつエネ)
KATSU-TINABLE
~下町人情かつしか脱炭素の挑戦~
東京都 セイズグループ 東京住宅森林年間100t/100棟のCO2削減を目指して!
群馬県 株式会社スイシン 捨てられていた温排水からの熱エネルギ―の回収利用
東京都 大成建設株式会社 グリーン・リニューアルZEBによる脱炭素化の推進
佐賀県 田中鉄工株式会社 地域とともに循環型社会に貢献し
カーボンニュートラルを実現する
岐阜県 有限会社大堀研磨工業所 町工場が脱炭素推進で超精密加工と
安全、安心なやさい生産
山梨県 小菅村役場 薪ボイラーを導入し、
多摩川源流の森林を守り活かす「小菅の湯」
東京都 株式会社LIXIL PV(太陽光発電)ロールスクリーンシステム

市民部門(6団体)

都道府県 団体名 取組名称
長野県 全国風穴ネットワーク 天然冷蔵倉庫「風穴小屋」の復元と利用の全国連携
香川県 大野校区コミュニティ協議会 絶滅危惧状態の「大野豆」復活を柱とした地域発の脱炭素!
福島県 愛twoランドみなみ 脱炭素で地域循環の共生圏を創造
青森県 青森の温暖化対策を考える会 市民フォーラム 青森から考える気候変動
奈良県 認定NPO法人市民省エネ・
節電所ネットワーク
市民と温暖化防止に寄与できる仕組み(市民節電所)の構築と普及
徳島県 阿南再生可能エネルギ-研究会と
勝浦町有志の会
伝統的木造水車の復活と発電による再エネ教育と地域おこし活動